【4323】日本システム技術の銘柄分析してみました

ビジネスモデル

日本システム技術は、システム開発の会社です。ビジネスとしては、ソフトウェア事業、GAKUEN事業、システム販売事業、医療ビッグデータ事業の4つの事業があります。

ソフトウェア事業はソフトウェアの受託開発で、金融機関向けのシステム「BankNeo」や2021年10月から開始した顔認証を使った打刻システム「Office DX」があります。

GAKUEN事業は大学向けのソフトウェアパッケージ開発で、2021年7月からは大学向けのDX推進支援サービスも開始しています。

システム販売事業はIT機器の販売やシステムインフラ構築を行なっているビジネスです。

医療ビッグデータ事業は医療情報データの点検分析などを行なっており、2021年4月には新型コロナウイルス情報ダッシュボードサービスを提供しています。

事業別のシェアを見ると、ソフトウェア事業だけで70%弱占めています。DXや医療ビッグデータと最近注目度の高いビジネスを手掛けていますが、収益の柱はソフトウェアの受託開発のようですね。

直近の業績

四半期ごと(累計期間ではなく3ヶ月単位の期間)に業績を見ると売上高は前年よりも上回っていて、営業利益も前年よりも上回っているので、業績は好調です。第4四半期(年度末)に大きく収益を伸ばすビジネスのようなので、2022年1月には業績予想の上方修正もしています。

グラフ, 棒グラフ 自動的に生成された説明
グラフ 自動的に生成された説明

事業別に業績を見ていきますと、システム販売事業の第2、第3四半期は前年を下回っていますが、その他の事業では前年を上回っていて好調です。

まとめ

業績好調でさらに第4四半期は売上高を伸ばしそうな状況ですので、当期は利益の増加が期待されます。

DXや医療ビッグデータといった注目を集めそうなビジネスに手掛けていますが、時価総額100億円を超えるくらいと小規模銘柄です。今後DXや医療ビッグデータがどれだけ伸ばせることができるかが成長性のカギといえそうです。

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